記憶を記録に残すこと

日常を残したいと思います。

ユーモアの鎖国

 

ユーモアの鎖国 (ちくま文庫)

ユーモアの鎖国 (ちくま文庫)

 

 ふっと思い出した「花嫁」

銭湯で、見ず知らずの人から襟足を剃ってほしいと頼まれる。明日お嫁に行くんです、と。読み直したくなって本棚から取り出した。

 

短い文章の中にたくさんの思いが詰まっている。

石垣りんという人が文章から見えてくる。

 

日常で感じていることはたくさん。でもそれを表現することを忘れている自分。日々、色々な思いは流れ去り、それはなかったことのように記憶からも消えてしまう。

 

文章を紡ぐって素敵なことだと思う。文章を紡ぐ才能があったらいいのに、と残念にも思う。