死ぬときに後悔すること25
終末期医療のドクターが書かれた本。たくさんの患者さんを看ながらどのようなことを後悔するのか感じたことを書かれている。後悔することは人によってそれぞれだろうけれど、それはそれで面白いと思った。
医療における治療って、やっぱり限界があると思っている。
これ以上治療が出来ない時にどうしたらいいのか。最後まで病気と戦いたいという人もいるだろうし、残された時間を自分らしく生きたいという人だっているだろう。選択は人それぞれだと思うけれど、私は自分らしい時間を選びたい。特に癌という病気は、抗がん剤で癌細胞を叩くのと同時に自分自身の正常な細胞も叩いていく。その副作用は患者さんをかなり苦しめるだろう。
だから、このドクターの書かれていたことは納得できるような気がした。
人は誰でも最期があって、生まれた時から死に向かってのカウントダウンが始まる。体力気力がある時にはカウントダウンを意識することもないだろう。でも必ずカウントダウン出来なくなる時はやってくる。
宗教には興味がないけれど、人の心、メンタル、魂、それは現実に存在していて、医療では補えない部分でもあると感じている。生きる質って大事!!