記憶を記録に残すこと

日常を残したいと思います。

ある日犬の国から手紙が来て

 

ある日 犬の国から手紙が来て

ある日 犬の国から手紙が来て

 

 

内容紹介

亡くなった犬たちが楽しく暮らしている「犬の国」があります。
そこからいつも飼い主に「愛しているよ。ここから見ているよ」とメッセージを送っています。そして悲しんでいる飼い主に「次のコを飼ってもいいよ」と手紙をくれるのです。そんな物語をかわいい絵と一緒に織りなすファンタジーです。

またこの国に住む犬たちは、実在した犬がモデルになっていて、看護師になったりお菓子屋さんになったりして、それぞれの役割で働いています。犬は使命を持って働くことが大好きで、そういうかわいい絵も心和ませてくれます。

 



獣医さんの本棚に置いてあった本。さっそく図書館で借りて来て読んだ。

犬が亡くなって悲しいのはなぜだろう。
残された飼い主の気持ち、そして亡くなっていった犬の気持ちを犬の国から飼い主宛の手紙で書いている。そんな短編6つが詰まった、可愛い挿絵の本だ。涙なしには読めない。犬も家族の一員だから。
でも、犬を飼うということは最初からこうなる結末がわかっていたことじゃないかな。
飼い主と飼われる犬の関係が崩れることはない。飼い主は残される側になり、一緒に過ごした時間やもっとこんなことをしてあげたかった、という色々な思いを引きずることになるんじゃないかな。大事な家族を見送るのは誰だって辛いと思う。

我が家のワンコも毎日特に何をするわけでもなく、寝て、食べて、散歩に行って1日が過ぎて行く。それでも家族には気を許しているところを見ていると、家族と一緒に過ごす時間は嫌ではないんだろうなぁと思ったりする。犬が感じる幸せは人が思っている幸せと同じとは限らないんだろうなぁ。

それぞれが幸せに思える時間を過ごしたいと思っている。