北越雪譜
雪国で暮らしたことがある。2年ほど。青森に近い秋田県で、まず言葉を聞き取ることができるまでにずいぶんと時間がかかった。冬は雪に閉ざされた世界。気が滅入りそうな鉛色の空。でも雪国ならではの冬の楽しみをそれぞれが見つける。
東京に戻ってからは、さすがに東北は遠いが中越辺りは時々出かける。
冬は同じ雪に閉ざされた世界だけど、秋田とはまた雰囲気が違う。それは東京育ちの私にとっては不思議な感じ。
新潟の雪を語るにこの北越雪譜は外せないんじゃないかと思って読んでみた。
まず文体の難しさにたじろぐ。うーん、挿絵に救われるけれど意味がわからず。
機会があったら塩沢にある鈴木牧之記念館を訪ねたいと思っている。そこから戻ってきてこの本かな…。