記憶を記録に残すこと

日常を残したいと思います。

写真のこと、カメラのこと

岩合光昭さんの世界は、私の見たい風景、出会いたい瞬間を捉えているものが多くて、特に「岩合光昭 デジカメ日記」という写真集は大すきな本だ。

岩合光昭デジカメ日記

岩合光昭デジカメ日記

 

 

2001年の本、そこには小淵沢に住んで9年と書いてあった。小淵沢を歩いて出会った植物、風景、昆虫、動物たち、親とはぐれてしまったのか、カモシカの子の死の写真もあった。写真には風が写っている。音が聞こえるような気がする。

自然を見た瞬間いいなぁと思っても、その姿をそのまま写すって意外と難しいと感じている。そんな難しさを、その場で見ているように捉えている本。すごいなぁ。

 

最初の本格的なカメラはCanon eos 20Dだった。コンデジは使っていたけれど、レンズを交換して撮るという一眼レフに戸惑った。でも、PCに取り込んだ画像を見た時に、これが一眼レフなんだ!と心躍った。

ところがある時、電源を入れるとシャッター音がカシャカシャと止まらなくなってしまい、びっくりして新宿にあるキャノンのサービスセンターへ持ち込んだ。

メンテをしてくれる人が電源を入れた瞬間にニヤリと笑った。「これはショットの限界まで使ってしまいましたね。交換すると高くつきますよ」知らない間に、たぶん10万ショットくらいを撮っていたということになる。鳥や昆虫を連写で撮ったりするとあっという間に枚数が増えてしまうからかな。

修理代を考えてみると新しいデジイチを購入するのと変わらないことがわかり、次にやってきたのはeos40D。まだ現役で活躍している。今は貸し出し中。

このところ、どこにでも持って歩くのは昨年秋に買ったeos X7。デジイチながらとても軽いので持ち出しやすい。

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ご近所で見かけた夕焼け。サバンナの色みたいに見えてしまったのは岩合さんの写真集の見過ぎかな。

 

 

なぜこの本のことを書いたかというと、今日、仕事場からの帰り、幹線道路でネコがひかれていたのだ。可哀想に・・・。ふっとカモシカの死を思い出してしまった。生き物には必ず死が訪れるけれど、一瞬にして命を奪われる交通事故は本当に可哀想だと思う。