記憶を記録に残すこと

日常を残したいと思います。

ときめき昆虫学

 

ときめき昆虫学

ときめき昆虫学

 

タイトルに「昆虫学」と入っているということは??

と期待して読み始めた。

 

前に『メレンゲが腐るほど旅したい』を読んだ時は、感じたことを表現する文章が面白くて、好奇心旺盛なOLが旅して出会ったものを書いた、ブログの延長線上にある本だなぁと感じていた。

でも、この『ときめき昆虫学』はちょっと違う。文章はメレ子さんらしさに溢れているけれど、写真よりは文章の読み応えがある本だ。メレ子さんの虫好きから、虫(厳密には虫以外もあるけれど)にテーマが絞られ、そして何よりも感じたのは、虫の専門家たちと繋がっていることだ。きっと彼女一人の力ではないと思うけれど、色々な虫の専門家と繋がることができるってある意味羨ましいなぁ。虫好きな人なら知っているであろう本を出されている方々の名前がポンポン出てくるのには驚いた。

 

今は誰もがブログを気軽に書いて個人で発信することができる時代だけれど、そこから本を書くまでになるというのは、彼女の好奇心やそれを表現する力、それをサポートしてくれる人などに恵まれた、いい意味でのラッキーガールなのかもしれないと思った。